公開当初もすごく評判でしたね。
風が無い波が穏やかな状態の事を言ったりもするみたい。
#凪待ち を鑑賞。
香取慎吾の顔がいい!少し背が曲がった大きい体を、どうやって活かせばいいのかわからないけど、ただ暴れるその様は、不器用でやり場のない思い溢れる、香取慎吾本人を投影したようなキャラクター。
SMAP解散後のもどかしさや思いを吹っ切るかのような暴れっぷりが最古でした。 pic.twitter.com/vU4bgOpbtK
— タツ@うちっちTV (@tatsu_uctv) April 8, 2020
1.「凪待ち」のあらすじ
「孤狼の血」の白石和彌監督が、香取慎吾を主演に迎えて描くヒューマンサスペンス。「クライマーズ・ハイ」の加藤正人が脚本を手がけ、人生につまずき落ちぶれた男の喪失と再生を描く。無為な毎日を送っていた木野本郁男は、ギャンブルから足を洗い、恋人・亜弓と彼女の娘・美波とともに亜弓の故郷である石巻に移り住むことに。亜弓の父・勝美は末期がんに冒されながらも漁師を続けており、近所に住む小野寺が世話を焼いていた。人懐っこい小野寺に誘われて飲みに出かけた郁男は、泥酔している中学教師・村上と出会う。彼は亜弓の元夫で、美波の父親だった。ある日、美波は亜弓と衝突して家を飛び出す。亜弓は夜になっても帰って来ない美波を心配してパニックに陥り、激しく罵られた郁男は彼女を車から降ろしてひとりで捜すよう突き放す。その夜遅く、亜弓は遺体となって発見され……。「くちびるに歌を」の恒松祐里が美波、「ナビィの恋」の西田尚美が亜弓、「万引き家族」のリリー・フランキーが小野寺を演じる。
2019年製作/124分/PG12/日本
配給:キノフィルムズ引用:映画.com
2.予告
引用:YouTube
3.各映画レビューサイトのレビュー
※2020年4月14日現在
4.タツの感想
香取慎吾の為にできたような映画
白石和彌監督の「凪待ち」を鑑賞しました。日本の国民的アイドル元SMAPの香取慎吾さんを主演に迎えた今作。香取さんが演じたことで作品の説得力がかなり高くなっていたなと感じました。
とにかく劇中、香取さんはほとんど笑うことが無く、空虚な表情を浮かべています。今までのフィルモグラフィを思い返してみると、「西遊記」「忍者ハットリくん」「こち亀」「有頂天ホテル」と、香取さんと言えば明るい役を演じる印象がありましたが、今作のようなダウナーな役の方が確実にハマると思います。
香取さんのファンの方がこの作品を観たら、今までの慎吾ちゃん像と全然違うので面くらうと思いますね。先日、僕のススメもあって嫁も「凪待ち」を鑑賞したのですが「こんなの慎吾ちゃんじゃない」「本当にこれが香取慎吾?」と相当驚いていました。観終わった後に言っていたのは、2016年公開のヒメアノ~ルの森田剛を観た時と同じような衝撃だったとのこと。
引用;映画.com
撮影がちょうどSMAP解散後だと思うので、その時のもどかしさとか、憤りなど今まで溜まっていたものを吹っ切るかのような演技が素晴らしかった。
特に印象的だったのが、香取さんって体が結構大きくて、wikipediaで調べたら身長が182cmあってガッチりしてるんですよね。その少し背が曲がった大きい体を、どうやって活かせばいいのかわからないけど、ただひたすら暴れるシーンがいくつかあって、その様は不器用でやり場のない思い溢れる香取慎吾本人の気持ちを投影したような名演でした。
終盤、ギャンブル依存から抜けられない自分の情けなさや、不条理な世の中、大切な人を失う悲しさ、いろんな心情が絡み合って男泣きするシーンがあって、思わずもらい泣きしてしまいました。
それにしても、SMAPメンバーって個々の映画での演技が本当に良いですよね。個人的には三池崇史監督の「十三人の刺客」における稲垣吾郎のサイコパス演技がたまらなく好きで、またあの手の役を演じないかなと期待しています。
ちなみに、今作のポスターのキャッチコピーが「誰が殺したのか?」「なぜ殺したのか?」となっているので、犯人探しのサスペンス要素が強そうな印象を受けますが、ぶっちゃけ誰が犯人なのかはそこまで重要ではないかなと僕は感じました。そういう映画を期待して鑑賞するとちょっと肩透かしをくらうかも。
香取慎吾は、過去作のこち亀、忍者ハットリくん、西遊記のようなアッパーなノリの作品より、#凪待ち のようなダウナーな作品の方が絶対合ってる。
ラストシーンで、自分の情けなさや不条理な世の中に思わず男泣きをする香取さんの演技には思わずもらい泣き。
噂にたがわぬ傑作でした。 pic.twitter.com/go9t7hWX4W
— タツ@うちっちTV (@tatsu_uctv) April 9, 2020
5.みんなの感想
『凪待ち』
主演の香取慎吾の圧倒的なパフォーマンスに大きく心を揺さぶられる。
依存性から抜け出せない自分への嫌悪、自分を信じてくれる人達を裏切ってしまうかもしれない恐怖。苦しみと同時に暴れだした時の手がつけられない獣のような悲壮感。
それでも滲み出る優しさ…
素晴らしい映画でした。 pic.twitter.com/rLbaavxYi1— メトロポリタン (@redsoil3) April 8, 2020
レンタルにて鑑賞しました😶
全てを失ってからの再起の物語
香取慎吾の演技が本当に凄い…。
期待を上回る出来栄えでした☺️ラストのタイトル回収もGood!#凪待ち#RaimyTomatoes🍅 pic.twitter.com/CDX13emABY
— らいみぃ (@Raimy164) April 10, 2020
去年見逃した白石和彌監督の『凪待ち』ようやく観れたけど、劇場で観れなかったことを激しく後悔。
香取慎吾ってふざけた役が多い印象だったけど、完全にその固定観念を払拭できた。ギャンブル依存症のクソ野郎と腐りきれないいい奴の間を行ったり来たり。すげー適役だったわ。
どうか彼に救いあれ。 pic.twitter.com/S6VI3b9bfp— suzu (@nezimaki49081) April 5, 2020
6.まとめ
香取慎吾さんのことばかり取り上げてしまいましたが、脇を支える出演者達も素晴らしく、元夫の音尾さんも「水曜どうでしょう」ファンとしては嬉しいキャスティング。最近よくチンピラ役とかイカツイ役が多いですね!笑
内縁の妻、亜弓の父親役の吉澤健さんの不器用な漁師役も素敵でした。不条理な展開だし、香取さんファンはちょっとショックなシーンもあるかもしれませんが、素晴らしい映画なので是非鑑賞してみて下さい!以上、タツでした!(@tatsu_uctv)
今回は、邦画の「凪待ち」をご紹介します!