映画【宮本から君へ】の感想。不器用な熱い男の、負けられない戦い!

映画/ドラマ レビュー
皆さんこんにちは!タツです。(@tatsu_uctv)
今回は、宮本から君へという邦画をご紹介します!
この映画、結構話題になっているよね?
2019年のベストに上げている人もいるみたいだね!
確かに、これは衝撃の作品だったね・・・・
面白かった??
人は選ぶ映画だろうな・・・序盤にものすごい事件が起きるんだよ。
そうなの??その事件が今作のポイント??
そうそう、その事件に主人公の宮本が立ち向かう話。
とにかくアツイ映画で、僕もしばらくこの映画のことばかり考えていたよ。
なんだか期待が持てそう!私も見てみます!
できるだけ体調のいい時に鑑賞してね・・・

ということで、今回は「宮本から君へ」をご紹介します!この映画、

とにかくアツイです!!

不器用な男の、不器用な愛。血、涙、汗、よだれでぐっちゃぐちゃの映画です。(褒めてます!)更にエンディングで流れる宮本浩次さんの「Do you remember?」がもう最高すぎて、体が熱くなって汗をかいてしまう程の熱量を持つ映画でした。この記事もその曲を聞きながら書いています。

勉強不足で、この作品が新井英樹氏による同名原作マンガの劇場版であることと、今作の前日談的な内容である「ドラマ版」が存在していたことを、この劇場版を観終わったてから知りました。とは言っても劇場版から観ても全然内容は理解できるので、今作を観てハマった方はそちらも鑑賞してみると良いと思います。私も完全に映画で宮本ファンになってしまったので遡ってドラマを観ています。ちなみにドラマ版はPrime Videoでも鑑賞できます(2020年4月27日現在)

監督は、真利子哲也さん。長編映画は、2009年のイエローキッドと2016年のディストラクション・ベイビーズで今作が3作目。ドラマ版の「宮本から君へ」の監督も務めていたようです。真利子監督は原作を10代の頃に読んで衝撃を受けたらしく、思い入れの強い作品だっただけに作品へは相当熱い思いで向き合っていたそうです。原作者の新井英樹さんからも「原作をぶっ壊してくれ」と発破をかけられていたそうなので、相当プレッシャーがあったかと思います。原作を未見なので、どのくらい原作に忠実なのかは分かりませんが、単体の映画としてしっかり素晴らしい作品となっていたと思います。

ちなみに、映画内で宮本のお父さん(宮本武夫)を演じているのが、原作者の新井英樹さんだそうです。これも全然知りませんでした。それでは「宮本から君へ」のみどころをご紹介していきます!!


1.宮本から君へのあらすじ

テレビドラマ化もされた新井英樹の人気漫画を池松壮亮主演、 ヒロイン役を蒼井優のキャストで実写映画化。「ディストラクションベイビーズ」の真利子哲也監督がメガホンをとった。超不器用人間ながら誰よりも正義感の強い宮本浩は、文具メーカーで営業マンとして働いていた。会社の先輩である神保の仕事仲間、中野靖子と恋に落ちた宮本は、靖子の自宅に招かれるが、そこに靖子の元彼である裕二がやってくる。靖子は裕二を拒むために宮本と寝たことを伝えるが、激怒した裕二は靖子に手を挙げてしまう。そんな裕二に、宮本は「この女は俺が守る」と言い放ったことをきっかけに、宮本と靖子は心から結ばれるが……。宮本役を池松、靖子役を蒼井、神保役を松山ケンイチらドラマ版のキャストが顔をそろえるほか、裕二役を井浦新が演じる。
2019年製作/129分/R15+/日本
配給:スターサンズ、KADOKAWA
引用:映画.com

2.予告映像


引用:YouTube

3.各映画レビューサイトのレビュー

※2020年4月27日現在

4.宮本から君への見どころ


・主演二人の怪演がアツすぎる
・脇役(悪役達)の絶妙な憎たらしさが最高
・主題歌がエモすぎてヘビロテ決定
・フード描写が秀逸

①主演二人の怪演がアツすぎる


引用:映画.com

なんと言っても今作は、主演の池松壮亮さんと蒼井優さんの体当たり演技が凄すぎます!セリフのほとんどが叫び!泣く、よだれが飛ぶ、血が出る、汗をかく。もうグッチャグチャです!これはもう演技とかいうものじゃないですね。感情のぶつけ合い!!

池松壮亮さんって正直、ボソボソっとしゃべる二枚目役のイメージがあったのでこんなに感情的な演技ができる方と思っておりませんでした。完全に今作で大ファンになってしまいました!

蒼井優さんもすごかった。やっぱり彼女もキレイな役を演じるイメージがあったので、まさかそんな体張る演技をするとは思いませんでした。余談ですが、コレを観た旦那さんの南海キャンディーズ山ちゃんはいったい何を思ったのだろうか・・・お尻見えてましたで・・・これからは、山ちゃんが宮本ばりに蒼井優さんを守ってくれますね!

それにしても、不器用な男って本当にかっこいいんですよね。警察に頼るとか、他にやりようはいくらでもあったと思うんだけど、彼は戦うことを決意し、負けても屈することなく何度も立ち上がります。私が大好きな映画「ロッキー」も15ラウンドの間アポロの攻撃を受けても立ち続けて試合に負けました。

でも彼は15Rリングに立ち続けることで、「自分がただの街のごろつきじゃないことを証明したかった」というそれだけの為に戦い続けました。宮本にとってもも同じように、挑まなきゃならない戦いだったんですね。何事にも屈さないことが彼にとっての勝利だったんですね。泣ける程不器用過ぎる男なんだけど、本当にエモかった・・・

キャッチコピーの「負けてたまるか」がこの映画の全てを物語っています。

②脇役(悪役達)の絶妙な憎たらしさが最高


引用:映画.com

脇役もかなり渋いですねー。瀧さんというと、最近ヤクザ役とかイカつい役が多かったで今作もヤバめな奴かと思ったら、息子想いのなかなか良い親父役でした。

佐藤二朗さんも、普段コミカルな役が多くてふざけた演技をしている印象が強かったのですが、絶妙な嫌な奴感が良かったです。ドライな大人役もとても様になっておりました。

そして何より今作で最も輝いていたのが、真淵拓馬を演じる一ノ瀬ワタルさん。超ハマり役でしたね。今作の為に役作りで33kgも増量しているらしくて、ガチムチ感もマックス!周りには愛嬌を振りまいているので、愛されキャラなんだけど裏は極悪という、本当にこんな奴に絶対関わりたく無いという感じが出ていてとても見事な演技でした。

このキャラの憎たらしさなくして今作は成り立たなかったと思いますちなみに余談ですが、一ノ瀬ワタルは何か観たことあるなーと思ったら、少し前に見たドラマ「サ道」の第5話で、湘南ひらつか太古の湯グリーンサウナで、原田泰造と一緒にテントサウナに入っていた方でした。そちらでも、見た目がイカツイけど実はいい人的な役を演じていました。

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③主題歌がエモすぎてヘビロテ決定

宮本から君への主人公は「宮本浩」っていうんですけど、原作者がエレファントカシマシのファンでボーカルの「宮本浩次」から名前を取っているみたいなんです。それもあって、ドラマ版ではエレファントカシマシの「Easy Go」という曲が使われているし、映画版では「Do you remember?」という曲が使われているんですが、この主題歌がめちゃくちゃ最高なんです!かっこいいし、作品にとてもマッチしている。

映画って時々「え?なんだこの主題歌?全然関係ないじゃん」というタイアップ感満載の選曲がされていることがありますが、今作の曲は完全に「宮本から君へ」の為にできたような曲でした!

しかも、映画版の主題歌がエレカシにしては妙にパンクというかメロコアっぽい曲調だなぁと思ったら、なんとあの伝説のメロコアバンド「Hi-Standard」のギタリスト横山健が弾いているではありませんか!!完全にヘビロテ決定です!!

④フード描写が秀逸

人が食べ物をとにかく口いっぱいに詰め込んで食べているシーンが出てくる映画が好きで、最近だと「岬の兄妹」のジャンクフード貪り食うシーンとか、「凪待ち」で弁当を口に詰め込んで食べる印刷会社の従業員を演じる黒田大輔さんなどの、なんか汚らしいんだけどうまそうに食べるシーンが出てくる映画はだいたい面白いくらいに思っています。

今作はそういう意味ではかなりフード描写が秀逸で、まずは米を炊飯器ごと抱えて口に詰め込むシーンや、焼きそばパンを口いっぱいに詰め込むシーンなど最高の詰め込み描写が満載!!

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5.みんなの感想

二人の体当たり演技が凄すぎて、正に狂気を感じる作品でした。


痛々しいシーンは多いですね。目を伏せたくなるシーンも・・・特に男性は・・・


宮本ってとにかくアツイんですよね。暑苦しいくらい!笑
実際いたら迷惑なくらい!生きづらいだろうなー。最高です!

6.まとめ

原作マンガやドラマ版が未見な方にも是非見て頂きたい、アツイ不器用な男の映画です。途中、目を伏せたくなるような痛々しいシーンや辛いシーンがありますが、それ故になんとも言えない素晴らしいラストに仕上がっていると思います!!皆さんも是非鑑賞してみて下さい!!YouTubeでも宮本から君へについて語っていますので、是非見てみて下さい!以上、タツでした(@tatsu_uctv)