ということで、あの名作?「スーパーバッド童貞ウォーズ」の監督グレッグモットーラによる、SFコメディ映画「宇宙人ポール」を今更ご紹介していきます。
B級映画好きには堪らないディテールが盛りだくさんの今作。これまであったSF映画への愛情たっぷりオマージュシーンには胸がアツくなること間違いなし!
主演は、ショーンオブザデッドやホットファズなどでもW主演を務めたサイモンペッグ、ニックフロスト。宇宙人ポールの声優を、アメリカコメディ俳優のセスローゲンが務める。
必見の映画ですよ!
お子様とのご鑑賞にはくれぐれもご注意を!
宇宙人ポール
SF映画や過去の映画への愛情たっぷりのオマージュシーンが散りばめられていて、ネタを知ってるとニヤニヤしちゃいます。
サイモンペッグとニックフロストの
コンビも最高!!アメリカナイズされた宇宙人ポールも笑える!#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/nbBQ6gZZ4i
— ひょっとこ@しがないサブカルリーマン (@hyottoko_games) 2019年5月11日
目次
1.宇宙人ポールのあらすじ
引用:映画.com
SFオタクのイギリス人青年、クライブ(ニック・フロスト)とグレアム(サイモン・ペッグ)は、念願だったコミックの祭典「コミコン」とアメリカ中西部のUFOスポットを巡る旅を楽しんでいた。その途中彼らは、ネバダ州の「エリア51」でポールと名乗る宇宙人と遭遇する。そしてポールを故郷に帰すため、悪戦苦闘の日々が始まり……。
引用:Yahoo映画
2.宇宙人ポールのみどころは?
・サイモンペッグ、ニックフロストの息の合った演技は必見!
・アメリカナイズされた宇宙人ポールが笑える
・過去の名作映画への愛情タップリのオマージュが散りばめられている
・ロードムービーとしても楽しめる
・ラストはあの「E.○」超えの感動!?
・ラスボスはSF映画界のクイーンが登場!?
ひとつひとつみどころをご紹介していきます!
①サイモンペッグ、ニックフロストの息の合った演技は必見!
この二人、スクリーン内外でも仲が良い親友同士で、W主演の作品も多いことでも有名です。
中でも有名なのが、エドガーライト監督が手がけた通称「スリーフレーバーコルネット三部作」と呼ばれるB級コメディ映画の3部作での共演。
宇宙人ポールと同じくこちらも、名作ゾンビ映画や警察映画、SF映画やホラー映画の要素をふんだんに取り込んだ作品となっているので、合わせて鑑賞して頂きたい。
サイモンとニックのいちゃいちゃぶりが堪能できますよ!笑
引用:シネマトゥデイ
②アメリカナイズされた宇宙人ポールが笑える
今作の肝は、イギリス人のボンクラ二人がアメリカに遊びにきているというところ。
アメリカのアニメや映画などのポップカルチャーからビンビンに影響を受けてきた二人が、
アメリカにいざ来てみると、「自分達が思い描いていた良いイメージのアメリカ」とは少しギャップを感じたりするんだけど、逆に60年も前から地球に降り立ち、アメリカで長いこと住んでいる宇宙人のポールの方が、もろにアメリカナイズされていて、ボンクラ二人は宇宙人であるポールを通して「良いアメリカ」というものを体験していきます。
最初は警戒していたポールに対して徐々に二人が心を通わせていくのと同時に、次第に映画を観ている自分たちもポールに感情移入していってしまいます。
引用:映画.com
③過去の名作映画への愛情タップリのオマージュが散りばめられている
過去の名作映画のネタをふんだんに取り入れている今作。
もちろんそのネタを知らなくても全然楽しめる映画なんだけど、
ネタを知っているとニヤニヤさせられること間違い無し。
スターウォーズ、イージーライダー、スタートレック、インディージョーンズ、
トータルリコール、プレデター、ロレンツォのオイル、バックトゥザフューチャー・・・etc
挙げだしたらキリがないですが、せめて
E.T.
未知との遭遇
くらいは見ておくと今作を何倍も楽しめると思います。
プレデターの牙を真似するポール。
引用:晴れたらいいね~
④ロードムービーとしても楽しめる
ポールとボンクラ二人の珍道中は、キャンピングカーに乗って行われます。
アメリカの広大な大地が画面に映る度に、旅がしたくなること間違いなし!
個人的にはSF映画、コメディ映画としてももちろん好きですが、
ロードムービーというジャンルで観てもトップクラスに好きな映画となっています。
自分もいつかキャンピングカーに乗って、アメリカの荒野を運転してみたい。
今すぐ旅に出たくなる映画をまとめてみた!
モーターサイクルダイアリーズはバイクに乗るきっかけになった映画
イントゥザワイルドは北海道をバイクで回ろうと思ったきっかけの映画
天国の口終わりの楽園は
不思議な余韻の残る映画宇宙ポールは大好き。#ロードムービー#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/E5mo7UY87P
— ひょっとこ@しがないサブカルリーマン (@hyottoko_games) 2019年3月17日
引用:映画.com
3.ざっくり一言、映画レビュー
ざっくり一言でこの映画を表わすと、
「イギリス人ボンクラと、モロにアメリカンな宇宙人との愉快な逃走劇の先には何が!?」
という感じの映画です。
宇宙人との異色の友情モノ映画ってどうしてもお涙頂戴といった感動的な演出が増える傾向がありますが、この映画は最後までしっかりコメディなのに、クルーの友情にめちゃくちゃ感情移入させられてラストはグッときてしまいます。
ぶっちゃけ「E.○」より個人的には好きで、大事な作品です。
4.SNSや映画レビューサイトでの反応
今作のベースラインは、宇宙人に出会ったオタク2人が、彼を故郷に帰すために奮闘しながら成長するというシンプルなもの。その道中に困難や出会い、葛藤を盛り込むことで王道的なストーリーに仕上がっています。
だが、それだけでは終わらせないから面白い。
アメリカ文化に染まった宇宙人が人間にマリファナを教えたり、元キリスト教原理主義者に下ネタを連発させたり、スピルバーグに映画のネタを提供していたのが実は宇宙人だったり、などなど・・・。
イギリスからアメリカに対しての皮肉が遠慮を知らない。しかも、しっかり笑えるからすごい。
こういった遊び心が、王道的なストーリーをさらに盛り上げ、観客を楽しませてくれます。
引用:Yahoo映画
イギリス人目線のアメリカの見方がところどころ入っているのも普通のアメリカンコメディ映画とは一味違います。
SFオタクの作家・クレイヴとイラストレーター・グレアムが、英語を使いこなす気さくな宇宙人ポールを母船に帰すまでのロードムービー。
E.T.が子供たちと宇宙人の友情を描いた物語なら、こっちは大人になりきれない大人と宇宙人の友情物語って感じ。
登場人物全員個性強すぎて魅力的なんだよなー。 pic.twitter.com/v8FxWBfT6h— Dr.ドリル@オールドブルー信奉者 (@kaza_ana_drill) 2019年5月6日
だから感情移入させられるんだな。笑
5.まとめ
宇宙人ポールの魅力をご紹介していきましたがいかがだったでしょうか?
公開からだいぶ時間が経っていますが、パッケージのB級感などからまだ未見の方も多いのではないでしょうか?
往年のSF映画や、名作映画のツボをしっかりと踏襲しつつ、それでいてまったく新しいSFコメディ映画、宇宙人ポールをこの機会に是非ご覧になってみて下さい!
おすすめです!
スタッフ
- 監督
- グレッグ・モットーラ
- 製作
- ニラ・パーク
- ティム・ビーバン
- エリック・フェルナー
- 製作総指揮
- ライザ・チェイシン
- デブラ・ヘイワード
- ナターシャ・ワートン
- ロバート・グラフ
- 脚本
- ニック・フロスト
- サイモン・ペッグ
- 撮影
- ローレンス・シャー
- 美術
- ジェファーソン・セイジ
- 編集
- クリス・ディケンズ
- 衣装
- ナンシー・スタイナー
- 音楽
- デビッド・アーノルド
キャスト
- サイモン・ペッググレアム・ウィリー
- ニック・フロストクライブ・ゴリングス
- ジェイソン・ベイトマンゾイル捜査官
- クリステン・ウィグルース・バグス
- ビル・ヘイダーハガード
- ブライス・ダナータラ・ウォルトン
- ジョー・ロー・トルグリオオライリー
- ジョン・キャロル・リンチモーゼス・バグス
- ジェーン・リンチパット・スティーブンス
- デビッド・ケックナーガス
- ジェシー・プレモンスジェイク
- シガニー・ウィーバービッグ・ガイ
- セス・ローゲンポール(声)
- ジェフリー・タンバーアダム・シャドーチャイルド
- スティーブン・スピルバーグスティーブン・スピルバーグ(声)
引用:映画.com