韓国で実際に起きた「光州事件」を扱った作品なんです。
この人パラサイトのお父さんだよね?
予備知識ナシにこの映画を観始めたら最期はズーンとなったね。
今作の登場人物達も実在の人物がモデルとなっているみたい。
#タクシー運転手約束は海を超えて を鑑賞しました。ものすごく素晴らしい作品でした。ただ、早朝から観る映画ではないですね…笑
あらすじを一切入れずに観たので、ポスターや冒頭の雰囲気から「ほのぼの映画」を想像してましたが、光州事件を扱ったかなり重たい作品でした。 pic.twitter.com/hy0KaECPkH
— タツ@うちっちTV (@tatsu_uctv) March 27, 2020
1.タクシー運転手 約束は海を超えてのあらすじ
1980年5月に韓国でおこり、多数の死傷者を出した光州事件を世界に伝えたドイツ人記者と、彼を事件の現場まで送り届けたタクシー運転手の実話をベースに描き、韓国で1200万人を動員する大ヒットを記録したヒューマンドラマ。「義兄弟」「高地戦」のチャン・フン監督がメガホンをとり、主人公となるタクシー運転手マンソプ役を名優ソン・ガンホ、ドイツ人記者ピーター役を「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマンが演じた。1980年5月、民主化を求める大規模な学生・民衆デモが起こり、光州では市民を暴徒とみなした軍が厳戒態勢を敷いていた。「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う」というドイツ人記者ピーターを乗せ、光州を目指すことになったソウルのタクシー運転手マンソプは、約束のタクシー代を受け取りたい一心で機転を利かせて検問を切り抜け、時間ギリギリにピーターを光州まで送り届けることに成功する。留守番をさせている11歳の娘が気になるため、危険な光州から早く立ち去りたいマンソプだったが、ピーターはデモに参加している大学生のジェシクや、現地のタクシー運転手ファンらの助けを借り、取材を続けていく。
2017年製作/137分/G/韓国
原題:A Taxi Driver
配給:クロックワークス引用:映画.com
2.予告
引用:YouTube
3.タツの感想
ソン・ガンホのほのぼの映画だと思って観始めたら・・・
パラサイトですっかりソン・ガンホにハマってしまったので、彼が出ている作品を遡って見ようと思い「タクシー運転手 約束は海を超えて」をチョイスしました。
先日朝の4時頃に、顔面を息子に蹴り起こされて完全に覚醒してしまい、何か映画を見ようと思ってこのタクシー運転手を観始めたのですが、正直ポスターからしてほのぼのした映画を想像していたし(予備知識はまったくナシの状態でした)、冒頭のソン・ガンホの雰囲気がパラサイトのときと同じで、なんか頼りないだらしないオジサンという印象だったので、
「これはコメディ要素強めの映画なんだな!」
「早朝から観るにはちょうど良いや」
と思って観始めました。
ただ、物語が進むにつれて若干シリアスな展開に。「民主化運動」「クーデター」「学生デモ」というワードが目立つようになり、
「おや、穏やかじゃねーぞこりゃ」
と事態が思わぬ展開になっていき一気に目が覚め始めます。ラストは前半部の雰囲気とは180度違う、地獄展開です!!
実話を元にしているということもあり、結構説教臭い映画になるのかな?と思ったらそういうことも無くて、アクション要素もしっかり脚色されていてハラハラドキドキシーンもあったりしてエンターテイメントとしてもちゃんと楽しめるんですよ。
物語の終盤にある、集団タクシーVS韓国軍のカーチェイスシーン。運転手はみんな冴えないオジサン集団なんだけど、主人公を逃がすために命がけで抵抗するシーンとなっており、ボンクラ映画ファンのかゆいところに手の届く演出で朝からグッとくるものがありました。
そしてなんてったって、ソン・ガンホ!前半のダメダメっぷりから後半にかけてのシリアス演技。パラサイトでも同じような役でしたが、そういう役やらせたらプロですね。ソン・ガンホの男泣きには思わず涙・・・最近涙もろいので、たぶんいきなりこのシーンだけ見させれられても泣いてしまうかもしれません。
私は正直この「光州事件」について不勉強で知りませんでしたが、同じ国民がこうやって争っていた事実がほんの数十年前まで隣の国で行われていたのかと思ったら恐ろしくなったし、しっかりその歴史を勉強しておこうと、観終わった後は襟を正すような思いでした。皆さんもこの映画をきっかけに、光州事件について勉強しませんか??
ソン・ガンホがいいですねー
冒頭のお気楽キャラクターはパラサイトと似ていましたが、最後の男泣きにはグッときました。事実を元に描かれる今作ですが、脚色は結構濃い目。ただそのフィクション部分も素晴らしく、タクシードライバーが味方してくれるカーチェイスも素晴らしい。#タクシー運転手 https://t.co/Ee0YvsPoO6
— タツ@うちっちTV (@tatsu_uctv) March 27, 2020
4.みんなの感想
415「タクシー運転手 約束は海を超えて」鑑賞。
ソン・ガンホの演技好きだなぁ🎵
ちょっとダメな感じと言うか、軽い男の役を演じさせたらほんと最高❗️ただ、題材は韓国の歴史に色濃く残る悲劇、光州事件。
マンソプの軽さと、事件の重み。
絶妙な演出によってエンターテイメントな作品だった。 pic.twitter.com/7ouX1yzhES— Nissy (@nissy_uk) March 25, 2020
『タクシー運転手 約束は海を超えて』のソン・ガンホもやっぱいいなあ。この表情の幅の広さよ。 pic.twitter.com/3SwJynH3ev
— 人間食べ食べカエル (@TABECHAUYO) February 10, 2020
『タクシー運転手 約束は海を越えて』観賞。
このポスターのような爽やかな映画ではないです。
光州事件…自分はこの事件を知りませんでした。1980年にこのような事件があったというのが衝撃で、そして、この映画のような事実を知ることができてよかったです。
光州でのシーンは言葉を失いました。 pic.twitter.com/r10Nvabkdz
— えふ。 (@f_simple_story) April 8, 2020
5.まとめ
光州事件について知らない人が観ても、エンターテイメントとしても楽しむことができるし、ラストはアツい友情にグッとくるものがあり、ボンクラ映画好きにも刺さる映画でした。この映画をきっかけに多くの人に韓国でこういう事件があったということを知って頂ければいいなと思いました。
今作を観て更にソンガンホのことが好きになってしまいました!他のソンガンホ映画も鑑賞していこうと思います!以上、タツでした!(@tatsu_uctv)
今回は、韓国映画「タクシー運転手 約束は海を超えて」という映画についてご紹介します!