スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバースネタバレ無し感想。新時代のアニメ表現に驚き

映画/ドラマ レビュー

6/16より公開のスパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースを鑑賞してきましたので、その感想をネタバレ無しでご紹介致します。

前作を圧倒的に超える映像クオリテイに驚かされる!!

1.あらすじ

マルチバースを自由に移動できるようになった世界。マイルスは久々に姿を現したグウェンに導かれ、あるユニバースを訪れる。そこにはスパイダーマン2099ことミゲル・オハラやピーター・B・パーカーら、さまざまなユニバースから選ばれたスパイダーマンたちが集結していた。愛する人と世界を同時に救うことができないというスパイダーマンの哀しき運命を突きつけられるマイルスだったが、それでも両方を守り抜くことを誓う。しかし運命を変えようとする彼の前に無数のスパイダーマンが立ちはだかり、スパイダーマン同士の戦いが幕を開ける。

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2.革新的な映像表現


引用:映画.com

まず今作、なんと言っても圧倒的な映像美に驚かされました。前作も、革新的なアニメーション表現で、こんなの見た事ない!と思ったけど、今作はそれ以上。少し前に、スラムダンクがアニメーション表現として驚きの一作として公開されたのが記憶に新しいですが、また更新してきてるなぁと感じます。

同じ映像の中に、2D3Dのアニメーションだけでなく、漫画調だったり水彩画だったりの映像が加わったり、フレームレートの違うキャラが混在していたり、どうなってんだこれ?という映像にはずっと驚かされました。

また、映像表現でキャラクターの内面を描くところなども、キャラの表情だけでなく映像全体で伝わってきて、より感情移入しやすい作りになっていてグッときました。今作は、この新時代の映像表現を観るだけでも十分に価値のある作品であると思います。

3.スパイダーマンって、そんなにいるの!?


引用:映画.com

予告時点で「スパイダーマン鬼ごっこ」が評判になっていて、いろんなユニバースのスパイダーマンが登場する事はわかっていたのですが、思ってた以上にたくさん登場するもんだからびっくり。え、スパイダーマンってこんなに種類いるの?という感じ。

これ全部原作のあるキャラクターなのか分かりませんが、詳しいかたなら「あ!今の○○だ!」と嬉しくなるんじゃないでしょうか?私が気がついたのは、せいぜいPS4PS5で出ているゲーム版のスパイダーマンが出てきた事くらいでしたね・・・

ソフトが発売されたら、一時停止して確認したくなるくらいかなり大量のスパイダーマンが登場してきて、そこも魅力的でした。

4.家族の物語


引用:映画.com

前作同様に今作も「家族」の物語である事がポイントなんですが、今作はかなりスケールアップした内容になっているのも良かった。1人を救うのか?それとも・・・という、想像しているよりもかなりハードな内容になっていて驚き。

ただ、家族の物語を大事にするあまり、ちょっとテンポが悪いなと感じた部分も正直ありました。いかんせん2時間半はちっと長すぎる気がしましたね・・・息子と鑑賞してきたんですが、「次回作もあるみたいよ!」と言ったら「こんなに長いなら、次はいい」と疲れ果てていまた。

5.SSUとの関連?

引用:ciamovienews

MCU→マーベルシネマティックユニバースはみなさんお馴染みかと思いますが、SSU→ソニースパイダーマンユニバースと呼ばれる、ソニー版権のキャラが(モービウスとか、ベノムとか)同じ時系列でユニバース化しており、一部ではアンドリューガーフィールドが演じていたアメイジングスパイダーマンの世界線がSSUに合流するのではないか?という噂がされています。

そんな中今作なんですが、もしかするとそれらのユニバースと平行して存在する世界観なのか?と思わされるシーンがチラホラ。MCUシリーズがついにマルチバースの世界に足を伸ばしたわけですが、SONY版権のキャラもその世界線に絡んでくるとなると、可能性は無限大。

今後のSSUの展開からも目が離せません。

6.まとめ

マイルズモラレスって、エアジョーダンを履いているのがトレードマークなんですが、今作を観るとジョーダンが欲しくなりました。ただ、私ハイカットの靴が似合わないのでおそらく似合わない・・・

今作、吹き替え版で鑑賞しましたが、字幕版の声優たちも豪華なので、字幕版でももう一度鑑賞したいです!