嘔吐反射が辛い・・・歯科恐怖症を克服する方法を考える

健康/サウナ
皆さんこんにちは!
今回は、歯医者恐怖症、嘔吐反射についてお話したいと思います。

1.嘔吐反射、歯科恐怖症とは?


嘔吐反射とはどういう物かというと、口に歯の治療に使用する器具が入れたり、歯の型取りをする際に口に異物が入るとオエっとなってしまうやつです。歯科恐怖症は、読んで字の如く歯医者が苦手な状態で、酷いと手が震えたりめまいがしてくる人もいるもたいで、中には精神科に通ってから歯医者に行く人もいるみたいです。

嘔吐反射とか、歯科(歯医者)恐怖症について周りに話すと「大袈裟」とか、「大人なのに」、みたいな反応をされるのがすごくストレスで、相談できる相手がなかなかいなくてすごく悩んでいた時期もあったのですが、調べると同じような悩みを持っている人が結構多くて驚きました。

そこで今日は私のケースも交えながら、嘔吐反射と歯医者恐怖症についてと、私なりの対策方法についてご紹介したいと思います。同じ悩みを持つ人の少しでも参考になれば幸いです。

2.歯科恐怖症になった経緯

私の場合、歯医者恐怖症になったのは実は大人になってからで、もともと歯医者には年一回くらいで通っていました。以前からゴム手袋のにおいが苦手で、気持ち悪くて辛いこともありましたが、今のように通えなくなるほどではありませんでした。

就職して、23歳くらいの頃。最初に勤めた職場が所謂ブラック企業で、21,22時までの残業は当たり前だったし、土曜日も出勤をしていました。いつも通っている歯医者があまり遅くまで診察を受け付けていなかったこともあり、夜9時までやっている歯医者を別で見つけたのでそちらに通院することにしました。

しばらくその歯医者の最終の時間で通っていたのですが、ある日、先生が治療が始まってからなんかイライラしてるなーとは感じた日があったんです。次第にその先生の口調がきつくなり始めていきなり、「おまえガキじゃねーんだからもっと口あけろ」と急に罵声を浴びせられ、上の歯と下の歯を無理矢理もって口をこじ開けられ、「バイトブロックさせるぞ!」と脅されたことがあります。確かに、診察してもらう以上私ももう少し配慮すべきだったと反省はしているものの、あまりに急なことで衝撃を受けました。また無理やり口に手を突っ込まれたので嗚咽が止まらなくなりました。

みんなに話すと「絶対ウソだ」と信じてもらえないんですけど、これ本当なんです。今でも鮮明にその体験を覚えています。もちろん、それを最後にそこには通わず、別の病院を探しました。

また別の病院に通い出したんですが、もうその口開けろ事件で完全にトラウマになってしまいまして、レントゲンを取るだけでもオエオエしてしまって、まともに治療ができない状態になってしまいました。酷い日はレントゲン取れずに帰るみたいな感じでしたね。

そこから歯医者に通う頻度がどんどん少なくなって、奥歯にでっかい穴があいて神経を抜くことになった時も、ピンクのグミみたいなので型を取っている途中で気持ち悪くなって取ってしまったりしました。

いろいろトラウマが重なり、そこからかれこれもう4年以上歯医者に行っていなくて、また虫歯もできてしまったんです・・・

3.私なりの嘔吐反射対策について

ついに奥歯のかぶせものまで取れてしまって、これはいよいよ歯医者に行かないとだなと思い、意を決して今回歯医者に行ってきました。

調べると本当にひどい場合は「笑気麻酔」と呼ばれる治療法や「静脈内鎮静法」と呼ばれる治療法もあるみたいなんですが、治療費もかかるし、リスクもあるみたいなので、本当にムリそうだったら最終手段としてその手を使ってみようと思いますが、治療費も高くなるし、クセになってしまうといけないと思い、とりあえず普通に治療をしてもらうことに決めました。

ここからは、私が取った嘔吐反射対策についてご紹介します。

①歯医者の下調べ、予約

まず、入念に歯医者選びをしました。インターネットの情報だけだと、嘔吐反射が強い人や歯科恐怖症の人でも通える歯医者かどうかの情報って意外と探しづらいんですが、周りの人の口コミなんかも頼りに丁寧に通う歯医者を選定しました!嘔吐反射や、歯科恐怖症は精神的なストレスが主な原因とされているので、安心して通える歯医者選びがかなり重要になると思います。

②予約はネットじゃなくて電話でする

次に予約なんですが、ネットで予約できるところも最近は多いですが、絶対電話予約をした方がいいです

その時に「相談なんですが、私嘔吐反射が強いのですが、椅子を少し起こして治療をして頂けませんか?」と一言聞いておくと、いいと思います。嘔吐反射が強い人は椅子を起こして治療してもらうととても楽です。型を取るときも椅子を起こしてもらって、顎を引くと楽になる場合が多いので必ず事前に相談してみましょう。

③相手の反応もしっかりチェック

私が電話した時は、電話を受けてくれた方が嘔吐反射についてを知っているような反応で、すぐに「そういう方もよくいらしてるので大丈夫ですよ」「先生には事前に伝えておきます」と返事をくれたのが、その歯医者を選ぶ決めてとなりました。電話で予約することで、相手の反応をチェックするのもとても大事です!

④治療当日までの流れ

通院当日まではとにかく気持ちが憂鬱になってしまっていて、ずっと歯医者のことを考えちゃって、仕事も手につかないような状態でした。調べると半夏厚朴湯という漢方があって、これを飲むと憂鬱な気持ちに効くみたいだったので、それも試してみましたが私には気休め程度であまり効果はなかったように思います。それでも中には効果がある方もいると思うので、是非調べてみて下さい。

前日の夜は。なるべく食事を軽めにして、早めに寝るようにしましょう。あまり重い食事を取ると、翌朝胃もたれしていてそれも吐き気の原因になります。

⑤治療当日

当日は午前中に予約を入れたので、朝食はウイダーinゼリーにして軽めにしました。食べないで行くのも胃が荒れてあんまりよくないみたい。食べた後すぐもよくないみたいなので2時間前くらいに食事をすませるといいと思います。

時間が近づくにつれてどんどん憂鬱な気持ちになって変な汗をかいたりしました。とにかく鼻で大きく息を吸って、口でゆっくり息を吐いてリラックスするようにしましょう。

ちなみに、実際治療が始まってからは、まず事前に嘔吐反射が強いことを電話で伝えていたので先生から「どれくらい反射が強い?」と聞かれました。細かくヒヤリングをしてくれて、嘔吐反射強い場合って椅子を少し起こして治療すると楽になるんですが、椅子の角度も微調整してくれたり、バキュームの時間を極力短くしてくれたり、舌ベラ側じゃなくて外側(頬側)からバキュームをしたりとかなり丁寧にやってくれました。

被せ物をする際に綿を噛むのですが、三分くらい噛んでいたらこれもやっぱり気持ち悪くなってオエっとなって取ってしまいましたが、「大丈夫ですよそのまま普通に噛んで待って下さい」と指導してくれました。

結果、一度嗚咽をしてしまったものの、無事にその日は治療を終えることができました。

4.嘔吐反射、歯科恐怖症は治るの??

結論、嘔吐反射や歯科恐怖症というのは「治すことはできない」と思います。ただ、「慣らしていくことは可能」だと思います。結局、精神的ストレスが原因でそれらは起きているので、本人が歯医者に慣れる意外に治す方法は無いのかなと思います。

ただ、気負いせず「駄目ならまた別の病院を探せばいい」くらいに気軽に考えることと、どうしても駄目なら笑気麻酔や静脈内鎮静などの治療方法を試してみればいいので、恥ずかしがらず「歯医者が苦手」「嘔吐反射が強い」という事を先生に相談してみることが第一歩だと思います。

私もついつい強がって嘔吐反射があることを先生に伝えずにいましたが、今回の病院で嘔吐反射が強いことを告げてから少し治療が楽になったし、先生もプロなのでそういう人向けの治療をしてくれるはずです!

5.まとめ

私もまだ歯科恐怖症や、嘔吐反射を克服したわけではなく、あくまでちょっとずつ歯医者に通えるようになってきたというレベルです。みなさんもちょっとずつ恐怖症を克服し、駄目だったらその日は治療をやめて別の日にすればいいや!くらいの楽観的な気持ちで歯医者に行ってみましょう!