ちなみに女子高生の青春ストーリーという意味では近かったよ!
学校祭シーズンになるとついつい見返したくなるよ。
おじさんとなった今でも青春を思い出せる素晴らしい作品でした。
目次
1.私たちのハァハァのあらすじ
引用:Amazon
大好きなバンドのライブを見に行くため、北九州から1000キロ離れた東京へ自転車で向かう4人の女子高生を描いた青春ロードムービー。福岡県北九州市の片田舎に暮らすチエら女子高生4人組みは、福岡で行われたロックバンド「クリープハイプ」のライブの出待ちした際、バンドメンバーが口にした「東京のライブにもぜひ来てください」という言葉を真に受けて、東京行きを決意。高校3年生の最後の夏休みに、自転車で日本を横断する1000キロの旅を始める。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」で上映され、「スカパー!映画チャンネル賞」と観客の投票で決まる「ゆうばりファンタランド大賞」を受賞。監督は「自分の事ばかりで情けなくなるよ」「ワンダフルワールドエンド」の松居大悟。ミュージックビデオや映画で松居監督と多数コラボレートしているバンド「クリープハイプ」が音楽を担当し、本人役で出演もしている。
引用:映画.com
2.予告
引用:YouTube
3.タツの総評
監督は松居大悟さん。映画監督、脚本家、演出家、俳優ってどんだけマルチなんですかこの人!出演している映画は何本か見ていたのですが、長編の監督作を観るのは今作が初めてでした。
ちなみに私が学生時代にものすごく強く影響を受けていたアーティスト「銀杏ボーイズ」のエンジェルベイビーのPVの監督でもあるんですね。なんで今までノーマークだったのか・・・お恥ずかしいです。
フィルモグラフィや、過去に携わったPVなどを見ると「青春映画」との相性抜群な印象を受けるのですが、案の定今作も青春映画としてかなり高い水準の映画だったかなと思います。とにかくリアルなんですよ。さらにロードムービーときた。個人的にロードームービも大好きなんですよ。
チャリこいで九州から東京を目指すんですが、衝動で突っ走るのでそれがどれだけ無謀なことなのか分かっていない辺りとか青春あるあるですよね。チャリでどこまでも行ける気がする時ってあったなー。
引用:映画.com
実は僕も高校生の頃、よく遊ぶ友達4人と(今は元トモ関係)世界の中心で愛を叫ぶのドラマを見ている時に、エンドロールに出てきた撮影地を目にして「明日ここまでチャリで行こう」と言って夜通し自転車をこいで目指したことがありました。
何も調べず、お金も1,000円ほどしかない状態で、衝動だけで飛び出して地獄を見たのですが、今となっては本当に良い青春の思い出でです。劇中に出てくる彼女たちも夜集合して走りだすのですが、そのシーンを見て青春時代が一気にフラッシュバックして懐かしくて涙が出ました。
数10年前に青春時代を過ごした我々30代以降が今作を観ると、甘酸っぱい思い出が蘇るだろうし、今の10代20代の青春真っ只中の人たちが見たら、きっともっと盛り上がる映画なんだろうなと思いました。
ただ今回旅に出るのが「女の子4人」なので、ヒッチハイクをしたり、野宿をしたり、フラフラほっつき歩くのは危ないぞ!と突っ込めなくもないですが、その辺も監督がうまい落としどころを用意していてくれたかなとおもいました。
あと、これは本当に個人的な話なのですが、クリープハイプを知らないので彼らのファンならもっと楽しめる内容だったのかなとも思いました。これが銀杏ボーイズのライブを見に行く話だったら。100点でしたね。
引用:YouTube
私たちのハァハァを先日鑑賞したのですが、監督の松居大悟さんはあの、あの!銀杏BOYZ の エンジェルベイビーのMVを監督されているんですね。
通りで最高だったわけだー。
また見返してしまいました。特に3:53からがめっちゃエモい。https://t.co/RCkW9Xlbyj @YouTubeさんから— タツ@サラリーマンYouTuber (@hyottoko_games) February 20, 2020
4.見どころ
・あまり有名な女優さんじゃないのも良い
・手持ちカメラ風撮影が生々しい。
・衝動的な行動!まさに青春
・ロードムービー好きにはたまらない
①あまり有名な女優さんじゃないのも良い。
引用:映画.com
今作に出てくる女子高生4人組は、本当に実在する女子高生のように見えてリアルでした。どこまでが演出なのかわからない程で、素の演技が展開されるので見ていて恥ずかしくなるほどでした(褒めています)
それもそのはず、演技経験があるのは三浦透子さんだけで、演技経験の無い女優さんを選んでいるところも面白く、井上苑子さんは現役高校生シンガーソングライターで演技未経験。もともと起用する予定だった方が出演NGになってしまい、なんと撮影の10日前に出演が決定!よく見つけたなという感じ。
大関れいかさんはスマホの6秒動画アプリ「Vine」有名な方でこれもまた演技未経験。当初女優をやる気もなかったそうなのですが、監督の推しでなんとか映画への出演を決心してくれたとのこと。
唯一オーディションで選んだのは、真山朔さんだけらしくその選んだ理由も「一番役者っぽくなくて、押しも弱かったから」と、やはりリアルな青春を追い求める監督ならではで面白い。
ちなみに文子を演じる三浦透子さんは、昨年公開された「天気の子」のグランドエスケープなどを歌っていた人なんですね。なんか名前みたことあるなーと思いましたよ。てっきり歌手なのかと思っていたら女優さんなんですね。不勉強で申し訳ございません!
引用:YouTube
②手持ちカメラ風撮影が生々しい。
時々、本人達が記録用に回している手持ちのカメラの映像が入るのがまたリアル。
手振れもすごいし、映像としては素人感がすごいのですが、その素人感が最高なんですよ。
特に序盤は手持ちカメラシーンが多めで、女子高生の旅行動画をそのまま映画にしちゃいましたという感じ。どこまでがセリフなのかもわからない会話シーンも相まってめちゃくちゃリアルなシーンが多かったです。
③衝動的な行動!まさに青春
ここは賛否を呼ぶところだと思うのですが、行き当たりばったりで旅をするのは個人的には大好物なので、全然共感できました!ただ、女性4人なので危ないっていうのはあるよね。野宿とかよくあんなところで堂々と。危険ですので
この映画を観た影響で旅をすることに決めた人も、漫画喫茶等に泊まりましょう!!笑
でも、青春といえば衝動的な行動ですからね!僕も、自転車で飛び出したりよくしていたのでめちゃくちゃ懐かしい気持ちになれました。あの頃は、自転車でどこへでも行ける気がしちゃうもんなんですよねー。
④ロードムービー好きには
僕は、「西部劇」と「ロードムービー」が非常に好きで、それらの映画は無条件に面白そうだと思ってしまうタイプです。(単純な性格です)
そんな私が考えるロードムービーの醍醐味は、一人旅系の映画におていは、旅を通して主人公が成長をしていく過程を見ることができること。複数人で旅する系のロードムービーは、ささいなことなどですれ違ってケンカなどをして、普段言い合えないようなことを言い合うシーンがあったりして、最終的に旅を通してより絆を深めていくのがわかるところが個人的にツボだったりします。
今作も、クリープハイプの推しメンバーについてなど、くだらないこと(本人達にとっては真面目な問題)でケンカをしたりするのですが、最後はお互いの絆がより深まるようなラストだったように思います、
ちなみに今作の半年後を描いた、クリープハイプのわすれものという曲のMVもあるので、今作を鑑賞したら是非みてみてください。
引用:Youtube
5.まとめ
以上、私たちのハァハァについてでした。これは青春映画の新たな名作ですね!ただのファンムービーになっていないところも良くて、クリープハイプをまったく知らない僕でも楽しむことができました!是非、皆さんも鑑賞して見てください!
ちなみに今作、私はU-NEXTの1ヶ月無料期間に鑑賞をしました。Netflix等では鑑賞できないので、是非この機会にU-NEXTの1ヶ月無料会員になって鑑賞して見てください!他に観たい映画がなければ1ヶ月経ったら解約すれば無料で鑑賞できますよ!オススメです!
以上、タツでした!(@tatsu_uctv)
YouTubeでも感想をご紹介しています。是非見てみて下さい!
今日は、「私たちの、ハァハァ」についてご紹介します!
ちなみに余談ですが、ずっと「ハァハァハァ」だと勘違いしていました。