ありがとう、全てのエヴァンゲリオン!シン・ウルトラマンは庵野ユニバース??

アニメ

1.シン・エヴァンゲリオンのあらすじ

ミサトの率いる反ネルフ組織ヴィレは、コア化で赤く染まったパリ旧市街にいた。旗艦AAAヴンダーから選抜隊が降下し、残された封印柱に取りつく。復元オペの作業可能時間はわずか720秒。決死の作戦遂行中、ネルフのEVAが大群で接近し、マリの改8号機が迎撃を開始した。一方、シンジ、アスカ、アヤナミレイ(仮称)の3人は日本の大地をさまよい歩いていた……。

2021年製作/155分/G/日本
配給:東宝、東映、カラー

引用:映画.com

2.予告動画

引用:YouTube

3.タツの総評

①私にとってのエヴァ。

引用:映画.com

エヴァと出会ったのは10代の頃。しかも鑑賞したのは夏。TV版のラスト2話で「え?大丈夫?終わるよね?終わるよね?」と不安にさせられ、まさかのおめでとうED。笑

きっと映画で完結なんだ!と思い春エヴァ、夏エヴァ(旧劇場版)を鑑賞して今度はトラウマを植え付けられます。(今見返すと、結構これも好きだったりする)

そして新劇場版の公開が始まり、序→破ときて「これは名作だ!今度こそいい感じに終わる!」と確信。

続くQでシンジと同様に、自分だけ取り残されてしまったのかと思うような展開で、「アレ?エヴァだよねこれ?」と放心状態に。(これも、今となっては好き)

最終章へ最後の望みをかけるも、庵野監督の体調問題などで、これはもう未完の作品になってしまうのではと諦めかけていたその時・・・!

ついにシン・エヴァンゲリオンの公開日決定!一時延期もありましたが、こちとら初めて鑑賞してから、結末を何十年とおあずけされているので、「大丈夫だよ庵野さん、俺は何がきても全部受け止めるからさ」体制で公開日初日を迎えました。

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②ありがとう、そしてさようなら。

まず、結論。本当にありがとうエヴァンゲリオン。ありがとう庵野さん。

ずっとシンジくんに感情移入し続けて、彼の成長と物語の終焉を待ち望んだ我々も、気がつけばいい大人になってしまった訳ですが、25年越しにようやく物語が完結するという感動と、これでもう本当に終わってしまうんだ、という切なさで、帰宅後も何も手がつけられないくらいの余韻がありました。間違いなく、今度こそ本当の最後だと思います。

正直、エヴァといえば毎度おなじみですが、何言ってるか意味分からない単語は相変わらずガンガンぶっこまれてきますし(マイナス宇宙?ゴルゴダオブジェクト?)、事前に考察サイト等で予習をしていったとしても、1度鑑賞しただけでは理解が及ばない部分は多々あります。(先日声優の方々の舞台挨拶でも、キャストですら内容は難しくて1度では意味わからんと言ってました。w)

でも、それを理解できるかどうかが今作の肝ではないように思います。考えるな、感じろ映画ですね。また、これからいろいろ考察していく楽しさもエヴァの醍醐味ですからね!

③エヴァで、農業!?

引用:Realy?

個人的に今作で一番好きなポイントは、Qでは人類のほとんどが死滅してしまったかのように思えたのですが、ニアサード・インパクトを生き残った人々が、まるで戦後を思わせる村で生活をしているシーン。(浜松の天竜二俣駅が元ネタでは?と言われており、さっそくその週末に聖地巡礼に言ってみたら、ものすごく混んでました!私、ミーハーです。)

おそらくこのシーンだけで、1時間近く尺があったかと思うのですが、ここが本当に素晴らしかった。ちなみに、ジムニー乗りとしては、SJ30ジムニーが出てきたのも嬉しかったです。神奈川県にあります、APIOというジムニー専門店の名前がクレジットされていたので、メーターパネルは近代的だったり、電気駆動になってはいましたが、その他の細部のリアリティがなかなかでした。

エヴァって基本的に混沌とした世界観の話で、基本的に常に暗いイメージがありましたが、この村でのシーンで、今まで見たことがないエヴァを見ることができたのは新鮮でした

なんかちょっとジブリっぽさとか、新海監督作品のような情緒を感じました。だからこそ、綾波の最後はちょっと切ないものがありましたね。

④カップリング問題。

引用:tsundora

一部、綾波ファンやアスカファンが今作のラストを飲み込めないという意見も見かけましたが、それもちょっと分かる気もします。突き放し方がやばいです。

ここは旧作からのファンはちょっと辛いかもですね。全体としては、ハッピーエンドという認識ですが、登場人物全てがそうかと言えば、そこはなんとも言えない作品だと感じました。

ただ個人的には、ぶっちゃけカップリングにそこまでこだわりというか思い入れは無いのと、アスカケンスケの肉体関係問題については、個人的には無いと思ったのでそこまで気になりませんでした。(アスカは破の3号機事件以降、人間ではない存在になってしまい、「人間らしさ」を喪失した結果、服を着る行為すらしなくなったと私は解釈)

⑤父と子の話

引用:BiBi

また今作もうひとつのポイントは、実は知っているようで知らなかった、ゲンドウの話を聞けること。父と子の話に決着をつけようとする点です。これ、要はスターウォーズ的と言っていいと思うのですが、今まで悪役として描かれてきたゲンドウも、実はシンジと一緒だったんだと分かりハッとさせられました。

父と子の最後の決着は涙無しに観られませんでした。

⑥メタ要素

ちなみに、今までエヴァシリーズに出てきた場所を巡って、初号機と13号機が戦うシーンで、メタ要素として明らかに特撮セット風な背景で戦ったり(おそらく庵野監督の特撮へのこだわり。シンエヴァへの布石か!?)、ミサトさんの部屋で戦うシーンはちょっと笑っちゃいましたね。

旧劇の最後の方もそうでしたが、ビック綾波や謎のマネキンみたいな人形の行進など、急にぶっきら棒にメタ要素を入れきたり、意図的な悪趣味描写を入れてくる辺りなんかは、相変わらず庵野監督は意地悪だなぁとも思いました。

⑦新劇場版を見返して。

引用:映画.com

最近Qの嘘次回予告とも言われていた、予告映像も見返してみたのですが、カヲル君がシンで着ていた制服のような物を着用していたり、6号機でセントラルドグマに降りていっているシーンもあることから、おそらくあれは嘘予告ではなくて、Qまでの空白の14年間の間に起きたことと推測できました。あれも伏線だったんですね!

ただ最近思うのは、Q以降の話というのは、破の公開時点では構想していなかったのでは?ということ。

ここからは私の推測ですが、もしかすると破の公開後に旧劇場版やTV版も含めて、全てループを閉じるという構想を思いつき、思いっきり舵を切ったのではないかと思いました。

あんなに「行きなさい!誰かの為じゃない!」なんてミサトさん言ってたのに、冷たくなりすぎだし、シンジの成長に感動した我々なのに、またウジウジシンジに戻す辺りから、明らかに違和感を感じたのは、破以降にQ以降の構想を思いついたからなのでは?と思いした。

少なくとも、シンについてはエヴァンゲリオンの表記が新劇場版の「ヲ」から「オ」に戻っていることからも、明らかに旧作とのつながりを示唆するものとなっています。

先日のプロフェッショナルでも、庵野監督は「自分の命よりも作品」と言っているように、身を削って作品を作る人なので、Qで「過去作とのケジメを付ける」と決めて舵を切り、鬱になってしまったのではないかと思うのです。

つまり、エヴァという作品はやっぱり庵野さんの内面を写す作品であって、庵野さん自身の物語であるということを再認識しました。そして、私はエヴァが好きなんじゃなくて庵野さんが好きなんだなと思いました。笑

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⑧ウルトラマンリスペクトを感じる

引用:Pinterest

シン・ウルトラマンの予習を兼ねて、最近初代ウルトラマンやウルトラセブンを息子と鑑賞しているのですが、想像以上に庵野監督のウルトラマンリスペクトを感じています。カラーライマーと、コア。活動限界が3分と5分。身長40Mで猫背。うん、たしかに似ている。

これは、エヴァを語る上で、ウルトラマンの鑑賞も必須かも??今作に出てきた、ゴルゴダオブジェクトとか、マイナス宇宙もウルトラマンの中に出てくるワードみたいだし(ウルトラマンエース)これはシン・ウルトラマンの公開も控えているので、昭和ウルトラマンの予習が必須かも!

ちなみに、新劇場版のセカンドインパクト時に見えた4つの光の巨人、「アダムス」の特徴がそれぞれ、初代ウルトラマン、セブン、ソフィー、ジャックの特徴に似ている点や、初代ウルトラマンにノア神が出てくる回があるのですが、そのノアの姿がウルトラマンそのモノだったのですが、シン・エヴァはノアの方舟の話だったりしてリンクする部分もある。

更に、庵野監督過去作のナディアでは、M78星雲(ウルトラマンの星)の宇宙人に作られたという謎の巨人が現れるのですが、この名前がアダムだったり、ウルトラマン→ナディア→エヴァの世界観がまるでつながっているようにも思えます。

要は、シン・ウルトラマンがもしかすると庵野監督の過去作とリンクしてくる可能性すらもあり、これから益々目が話せません!!庵野ユニバース!

4.まとめ

何故ラストシンジ君はDSSチョーカーをマリにはずしてもらうのか?まだマイナス宇宙にいて、マリが迎えにきて、エヴァの無い世界、世界の改変による再出発「NEON GENESIS」を意味している?など、まだいろいろ考える要素はありますが・・・

もういいじゃん!きっちり終わらせてくれて本当にありがとう!という結論に最終的に至りました。素晴らしかった。最近はVOYGER聞いただけで、涙が出てくるくらいです。以上、タツでした!(@tatsu_uctv)