映画リビングデッドサバイバーの感想。フランス産の新感覚ゾンビ映画!

洋画
皆さんこんにちは!ユーチューバーでライターのタツです。(@tatsu_uctv)
今日は、リビングデッドサバイバーという映画についてご紹介します!
なんですかそのダサいタイトルは!?
失礼しちゃいますねー。でも、ダサいよね正直・・・
僕も、ラジオでこの映画について聞かなかったら100%観ることがなかった映画だね。
リビングデッドって付くくらいだから、ゾンビ映画かな?
当たり!!ゾンビ映画大好きなので、ついつい反応しちゃったよ。
でも全然評判を聞かない作品だよね?どんな感じ?
ゾンビ映画なんだけど、ゾンビから逃げるというよりは、
安全地帯でゾンビから逃避して、孤独と戦う主人公の話という感じかな?
おっ?ちょっと変わったゾンビ映画だね!面白そう!

これがね、予想していたより全然面白かったのでご紹介します!


1.リビング・デッド・サバイバーのあらすじ


引用:Amazon

ゾンビが蔓延する世界に取り残された男女の戦いを描いたフランス製サバイバルスリラー。元恋人から私物を取り戻すため彼女のパーティに仕方なく参加したサム。人が苦手な彼は、奥の部屋に逃げ込みいつの間にか眠り込んでしまう。翌朝、サムが目覚めると周囲は血だらけで、彼以外の人間は全員ゾンビ化してしまっていた。建物に立てこもり、いつ来るかわからないゾンビの襲撃や食糧不足に悩まされながら、他の生存者を探す孤独な日々。やがて、ついに生存者のサラと巡り合うが……。出演は「パーソナル・ショッパー」のアンデルシュ・ダニエルセン・リー、「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」のゴルシフテ・ファラハニ、「ポンヌフの恋人」のドニ・ラバン。

2018年製作/93分/フランス
原題:The Night Eats the World
引用:映画.com

2.予告


引用:YouTube

3.各映画レビューサイトのレビュー


 Yahoo映画のレビューが突出して低い!!
賛否両論ですね。確かに人を選ぶ映画でしょう。

4.タツの総評

70/100点満点
静かなゾンビ映画。

ゾンビ映画というと、ゾンビがワラワラと湧き出てきて追いかけられる映画が多いと思いますが、今作はほとんどゾンビから逃げるシーンというのがありません。全編を通して比較的「静かなゾンビ映画」という印象を受けました。ポスターを見ると、ゾンビに追われる主人公達が逃げて生き延びる映画という雰囲気をかもし出していますがこれは完全なる詐欺で、そもそもほとんど外に出ません!笑

冒頭、元カノがアパートで開いているパーティに忘れ物を取りにきた主人公がちょっと一眠りしている間に、みんなゾンビになってしまっていて、そこからまずはアパートの探索から始めていき、最終的にそのアパートの安全が確保できた後はひたすら「孤独」と戦う主人公が描かれます。見方によってはゾンビ映画というよりはシチュエーションスリラー的な要素が強い映画ですかね。


引用:Amazon

最初の頃は、爆音で音楽をかけてみたり、ドラムを叩いてみたりと、(このシーンは個人的にかなり好き)それなりに暇つぶしを楽しんでいるシーンが映るのですが、主人公はその場所から逃げようともせずひたすら安全地帯で毎日を過ごしていきます。リビングデッドサバイバーというタイトルからは、もっと過酷な状況でサヴァイブしていく様子が描かれることを想像していたので、そういうゾンビ映画を望んでいた方はかなり肩透かしを食らうことでしょう。

個人的にはゾンビ映画の傑作だと思っている、ジョージAロメロ監督の「ゾンビ」のように、ゾンビだらけになってしまったショッピングモールで、好き勝手に物を食べたり拾ってきたりするというそのシチュエーションがものすごくツボだったので、今作のように誰もいないアパートの部屋を探索して食べたり生活をしていく姿が淡々と描かれていくのが結構ツボでした。自分だったらどうするかな?と想像しながら鑑賞することもできるのがいいですよね。

主人公を演じるアンデルシュ・ダニエルセン・リーはノルウェー連続テロ事件を扱った問題作「7.22」で犯人ブレイクビク役を務めている俳優さんなんですね。一方、パッケージにも出ているのでネタバレにはならないと思いますが、後半に現れるもうひとりの生存者である女性を演じるのはゴルシフテ・ファラハニさん。この方は、ジム・ジャームッシュ監督の「パターソン」で主人公パターソンの恋人役を演じていた女優さんです。めっちゃ美人。

あまり、話題にならなかった作品で、もちろん劇場未公開作品にはなりますが、ゾンビ映画としてもシチュエーションスリラーとしても秀逸な作品となっていますので是非鑑賞してみて下さい!

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5.見どころ


・アパート内を物色して、住環境を整えよう!
・音楽を奏でるシーンが良い
・自分がもし同じ状況になったら??

①アパート内を物色して、住環境を整えよう!


引用:IMDB

巨匠ジョージAロメロ監督の初期作品でリメイクもされている「ゾンビ」という映画が個人的にベスト・オブ・ゾンビ映画なのですがあの作品の何が良かったかっていうと、ショッピングモール内をウロウロして好きな服を物色してみたり、食べ物を集めてみたりという「好き勝手できる」という夢のような状況と、街中ゾンビだらけになってしまっていつ襲われてもおかしくないというそのギャップがたまらないというところだと思います。

今作も外はゾンビだらけでいつ襲われてもおかしくない状況にも関わらず、冒頭でその建物から逃げるわけではなく、ゾンビがいない安全な部屋を探して食べ物を集めたり、音楽プレーヤーを探したりと住みやすい環境つくり」を始めるところからスタートします。

それが今度は、おもちゃの銃でゾンビを狙撃してみたり、ドラムを叩いてみたりと暇つぶしの描写に変わっていき、だんだん主人公の心境に変化が訪れていくのですが、その過程が非常に丁寧に描かれていて「ゾンビ」に少し似ているなと感じました。

正直ゾンビ映画として見ると、ハラハラドキドキするシーンはほぼ無いので、そういう映画をお望みの方からすると怒られそうな映画でしたね。邦題がゾンビ映画に寄せすぎた為、「騙されたー」となった人も多いでしょう。ちなみに、原題はLa nuit a dévoré le monde。リビングデッドサバイバーはかすりもしないですね・・・今度「やっちまった邦題映画」という特集も検討しています。

②音楽を奏でるシーンが良い


引用:Amazon
主人公がハードコアパンク好きだっていうだけでもう最高ですね。親近感が湧きました。笑 とある部屋でドラムセットを見つけた主人公が、爆音でハードコアパンクを流しながらドラムを叩く、というよりぶっ叩くシーンが本当に最高なんですよねー。きっと演じている俳優さんもスカっとしただろうなー。

それと個人的に、ビンをたたいたり鍋を叩いたりして、ビートを刻んでカセットテープにオーバーダビングして曲を作るシーンがあるんですが、ここもいいんですよ。環境音を使ってビートを刻むのってかっこいいですよね。この監督、間違いなく音楽好きですね。基本的に静かなシーンの続く映画ですので、音楽に関するシーンが物語の緩急にもなっていてよかったと思います。

③孤独は精神的にきそう


引用:IMDB

ゾンビ映画あるあるですが、「最終的にはゾンビより人間が怖い」というテーマにいきつくゾンビ映画って結構多いですよね??今作もゾンビが怖いというよりは、人間の「孤独」の恐ろしさがテーマになっていく映画です。ラストはなるほどそうきたかという結末を迎えます。

ゾンビしか周りにいなくて、話し相手もいない状態が延々と続いたらと思うとかなりぞっとしますよね。余談ですがドラえもんの話で「独裁スイッチ」という回があって、のび太意外のみんなが街からいなくなってしまう話がありましたが、彼は一日で音を上げていましたね・・・

アナタならどうしますか?危険を犯してでも外に飛び出して生存者を探しますか?それともある程度安全に生活ができる環境が確約されているならそこを離れませんか??どんな危険が待ち受けてるかも分からない「世界」に飛び出して行くってかなり勇気がいりますよね。その点は実人生においても言えることだなぁと感じました。

6.みんなの感想

とにかく孤独だから、猫を見つけて必死に中に入れようとするシーンも最高です。

普通のゾンビ映画が、外へ外へと進んでいく話なのに対して、
この映画は内へ内へと入って行ってしまう映画です!

ゾンビのモール編(ヒャッハーなし)を一人でって感じ。
すごくわかりやすい。本当にそういう映画です!笑

7.まとめ

いかがだったでしょうか?普通のゾンビ映画ばかり見て少し変わり種が観たいなという人に、リビングデッドサバイバーはかなりオススメのゾンビ映画ですよ!皆さんも是非鑑賞してみて下さい!以上、タツでした!!(@tatsu_uctv)